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便ヘモスルーしていませんか?
健康診断で便潜血陽性が出てしまって要精密検査指示となっているのに、嫌でそのままにしている人いませんか?あるいは便に血が混じっているように感じるのだけど、大腸内視鏡検査なんて受けたくない!!と自己ストライキを起こしている人いませんか?痔があるので便潜血検査は陽性になるのに決まっているので大腸全体を調べる精密検査なんて受ける意味がないと決めつけてしまっている人いませんか?そんな人におすすめするのが大腸カプセル内視鏡検査です。
便秘がひどい人は、直ぐには受けられません。便秘の治療をして、毎日排便があるようになってからになります。カプセルが飲めない人もできません。診察の際にカプセル内視鏡検査で大腸を調べることが出来そうかどうかを判断します。難しいようなら病院での大腸内視鏡検査を御紹介しますので御安心ください。このように必ずしも希望者全員がカプセル内視鏡検査が可能とは限りませんので御了承ください。なお当院では、カプセルを飲む以外の下剤を飲む作業はすべて御自宅で行っていただきます。クリニックに滞在し続けての検査はできませんので、あらかじめご了承ください。
”カプセル内視鏡”という選択肢
「健康診断での”便潜血陽性“イコール”大腸内視鏡検査”」という図式に抵抗を感じる方も多いのではないかと思います。この両者のギャップが大き過ぎて、とにかくにわかには受け入れ難い・・・・というのが普通の感覚だと私は思っていました。そして実際に大腸内視鏡検査に病院に行って頂くと、「異常なし」つまり病変が見つからなかったという結果をお持ちになって病院から帰って来られる方が比較的多いことに気が付きました。2リッターの洗浄水を飲み続け腸の中を洗浄する検査前処置はとても大変で、初めてこれを行う方は地獄の責め苦のようだったと感想を述べられる方が多いです。それなのに、結果が「病変見つからず異常なし」だったなんて・・・・がっかりされる方が多くて、病院に送り出した側の人間としては、う~ん、本当に良かったのだろうか?と自問自答してしまうこともあります。そこでカプセル内視鏡というものがあるのを知りました。これは間違いなく、両者のギャップを埋めるものです。2リッターの洗浄水=下剤を飲み続ける検査前処置は同じですが、カプセルを飲むことで済む・・・・これは意識の問題としてですが、人間としての尊厳を尊重されているような気がします。もちろん大腸ポリープや大腸がんなどがカプセル内視鏡で発見されれば、病院へ行って、再度、同じ前処置を繰り返して内視鏡手術を受けなくてはいけませんが、それはそれで覚悟を持って受けられるというものです。そんなまだるっこしいことは嫌だという人は大腸内視鏡検査を直接受ければ良い訳ですし、過去に何度も大腸内視鏡検査を受けていて抵抗感ない人は直接内視鏡検査を受けて何の差支えもありません。
恩師の死を受けて身にしみた大腸検査の必要性
学生時代、医学部2年生くらいだったでしょうか?私がいた小グループ担当の解剖学の教授が在任中に大腸がんにて逝去されるという突然の出来事が起きました。もともと痔があったため、健康診断で繰り返し便潜血陽性となるのは当然ということで、大腸(当時はバリウム)検査を受けていなかったと聞きました。発見時には手遅れであったようです。このように便潜血検査では、痔があって(ほとんどは痛みを感じない部分にできる内痔核なので本人にはわかりません)陽性になっているのか、それよりも奥のほうの大腸にポリープやがんがあって、そこからの出血なのかの判別ができません。これが便潜血検査のネックなのです。30年以上の時を越えて、バリウム検査では発見できない粘膜異常まで判る大腸内視鏡検査が普及しました。日本人は器用で腕が良い医師が多数おられたため、達人・名人と言われる内視鏡医が多数出現し、次々と早期の悪性病変が発見されることとなりました。しかし、内視鏡を肛門からですか?と抵抗のある人は30年経とうが同じようにいて、どんなに呼び掛けても、内視鏡検査の意欲は出て来ません。それではカプセルを飲むのではどうですか?あなたの人間としての尊厳は脅かしていませんよね。だから、お勧めします。それが大腸カプセル内視鏡です。お勧めします。あなたをがんでなくしたくないからです。
保険適用には適用条件があります
大腸カプセル内視鏡は、誰にでも使って頂きたい検査方法ですが、保険診療のため、関係当局が定めた適用条件があります。これに該当するかどうかは、初診時にお話しをお聞きして医師が判断します。なのでゆっくり時間を取って診察できるようにできるだけPMの外来診察時間に来院いただくことをお勧めいたします。
AIによる画像診断も将来的には可能になるというニュースがあります
おもしろいニュースが飛び込んで来ました。内視鏡による画像診断にて癌をAIに発見させようという試みがなされているそうです。それ程の時間がかからず将来有望な見込みとのこと。そうすると表在の早期がんといったものも見逃しなく見つかるようになるかもしれません。”早期発見”が、がんの治療に関しては非常に大事であることを考えると、カプセル内視鏡検査をやらない訳にはいかなくなってきたのではないでしょうか。心当たりがある方は是非検査をお受けになることをお勧めします。
*”便ヘモ”というのは便中ヘモグロビン検査=便潜血検査のことです。便ヘモという略語で結果が示されることが多いので、そのように表示しました。
大腸カプセル内視鏡は、便潜血陽性だからといっていきなり大腸内視鏡にて病変の有無の確認と切除治療を同時にするというこれまでのプロセスを一変させ、この病変なら内視鏡手術で十分なのか腹腔鏡手術にするのか開腹手術なのか、はたまた経過観察で良いのかまでを判断するステップ対応の可能な、万人に納得感のある新しい診断法と言って良いと考えます。
優れた客観性は大きな強み
大腸カプセル内視鏡の最も良い利点は、連続画像が動画として撮影されて第3者が何度でも何人でも見直すことが出来るその客観性でしょう。大腸スコープ内視鏡検査では、術者が病変と認識しなかった場合には、見逃してしまい、スルーしてしまうことがあります。しかし、カプセルの場合は、何度でも何人でも見直すことが出来、厳重にすればするほどスルーは起こりません。これが最も優れたカプセルの利点だと思います。
当院では患者さんに撮影した動画を見てもらいます。何もなくてもそれを見てもらうことで、患者さんは安心できます。見たければ最初から最後まで自分で見直すこともできます。これを強みと言わずとして何としましょうか。
麻酔の不快感がない
実際にやってみて大腸カプセル内視鏡のもうひとつ意外な利点は、スコープ内視鏡検査時に使用する全身麻酔が必要ないことです。検査後に回復室にて30分~1時間は休んで覚醒するまで寝ていなくてはなりません。そのうえ、その日一日、ぼやーっとしていなくてはなりません。醒めてくるときは結構不快感を訴える方がいらっしゃるようです。全身麻酔を掛けていないので、カプセル検査ではそれがありません。
必ず検査しましょう
大腸カプセル内視鏡であってもスコープ内視鏡検査であっても結構ですので、便潜血陽性が出た場合は必ず検査を受けましょう。あなたの健康を維持するためです。
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