診療時間 9:00-12:00 / 14:00-18:00
休診日:土曜日午後、日曜、
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サンキューニコニコ
あなたはお住まいの地域に掛かり付け医を持っていますか?いわゆる行き付けのお医者さんです。日頃の健康不安を持ち込む相談受付窓口医をあなたは持っていますか?内科や外科が主にその役割を地域で担っていることが多いですが、科は問いません。持病や過去にしたことのある病気等、あなたの健康状態のみならず、生活様式、習慣、他の家庭と異なる特殊事情を全部知っていてくれる、その他あなたにまつわることを全部知っておいてくれるあなたの医学顧問を地域にお持ちください。当院はそのニーズにお応えします。専門医に当たりを付けて突撃していくやり方は賢いとは言えません。インターネットやその他の情報資源を仕入れて理論武装していったつもりでも、医学的常識とは異なる見当違いであることがままあります。結局は大変な時間的・経済的ロスをしてしまい大幅に遠回りをしてしまったりします。場合によっては手遅れになることも起こり得ます。
まず地元の信用できる掛かりつけ医に相談してごらんなさい。ほとんどは掛かりつけ医がみずから診断治療し解決してしまいます。専門医が必要な場合は紹介してくれます。掛かりつけ医は地元であなたの医学的コントロールタワー・司令塔となってあなたの健康を守る番人の役割をしてくれます。
石神井で開業して6ヶ月を過ぎましたが、掛かりつけ医を持たないかたがたくさんおられるので驚いています。あっちのドクター、こっちの病院、と点々とホッピングするようにかかっても、あまり良いことはないのでは?と尋ねても、それに皆さん慣れておられるようです。この症状はどこへ行けば良いのかわからないから来たと言ってかかりつけ医に来てください。わからなくて当たり前です。日本の医療は専門分科が進み過ぎて、かぶっている領域もたくさんあり、どこの先生に診て貰うべきかは当方でも悩みます。ただ結果的にその患者さんの過去の病気の履歴・検査の履歴・なぜそうなってしまったのか、を知っているので、照会先に連絡をつけて最適な病院や科を選ぶことが出来ます。ですので電子カルテを備えていることは必須となるでしょう。
ヒトの評判を気にせずに、気楽に話せる掛かりつけ医をお持ちなさいな。心を開いて他人に言えない健康の心配事を言える医者を近隣に持っておかないとはっきり言って損ですよ。そんな場面で信用される頼られるような町医者=掛かりつけ医になろうと努力しています。
かかりつけ医を持っていないとどうなるか?
①糖尿病の治療で通院されているかたですが、ある日測定してみると以前から上昇し始めていた血糖値が今までの2倍くらいの異常な高い値に達していました。どうしたんですか?と尋ねると、特に思い当たることはないとのことで食事療法もがんばっているようですし、薬も飲めています。おかしいなぁと思って待合室の人数を気にしながら、30分くらい詳しく尋ねると、耳鼻科に通院していて、ある病気で薬を飲んでいるらしいことが判明。その病気の病名ははっきり告げられなかったそうですが、もしわたしが想定している病気なら数か月はステロイドが投与されることになります。近隣にお住まいなのでお薬手帳を持ってきてもらうとやはりステロイドが入っていました。ステロイドのせいで血糖値が上昇してしまうことはしばしばのことなので、ふつうはごく限られた短い期間だけステロイドを服用することのある病気なので、心配しないで今の治療を続けるようにお話ししました。でもいつステロイド治療が終了するのかだけ心配なので、終了したときは必ずわたしに伝えて欲しいことを告げて事なきを得ました。
もし耳鼻科通院の話を聞き出せなくて、糖尿病の悪化として捉えて強い薬を追加していたらどうなっていたでしょうか?糖尿病の薬が効き過ぎて自宅で低血糖を起こして倒れてしまっていたのではないでしょうか。
②この病気はどこそこの誰々先生、あの病気はあっちのあの先生といくつも病院を渡り歩いて忙しくしていた患者さんがおられました。一度かぜで来られて、そんなことを言っておられたので忙しいなぁと感じていました。ただし、どの先生にも別の先生にかかっていることは伝えていないようでした。それぞれの医者はお薬手帳を通じて、複数の病院の先生に通院されていることは垣間見ながら用心していたものと思います。同じ薬をだぶって出さないようにです。A先生にはある診療科を、B先生には別の診療科をかかっている患者さんがいました。ところがある時に、A先生の病気の治療中にB先生の専門領域の副作用を起こしてしまいました。患者さんはA先生のところでB先生のところで治してもらうように言われました。ところがB先生のところへ行くとA先生が治療していたのだからA先生に治してもらうようにと再度指示されました。困ってしまいA先生のところへ戻ると、そんな医者の掛かり方をしているから、最後にそうなるんだと怒鳴られて、どちらからも門前払いされて困って私のところへ来ました。当院が一番近いからです。専門外だったので相談して私の知っているC病院の先生にお願いして、事なきを得ました。この患者さんはA先生とB先生の信頼を失いました。もう掛かることも出来ません。そしてその患者さんは昔お世話になったお医者さんが隣の県のD大学病院に転勤されたことを思い出して、面倒を見てもらうと言って意気揚々と出ていかれました。
悪いとは言いませんが、結局、どのお医者さんがこの患者さんの健康の、あるいは病気の経緯をきちんと知っているのでしょうか?必ずしもお薬手帳には全部の投薬シールは貼ってはありませんでした。ご本人が意識がなくなってしまうような、急な病気や事故にあったときには、全身の健康状態はゼロから調べなおしとなります。間に合えばいいですが。
賢いお医者さんの掛かり方を知らないのではないかと疑問に思う毎日です。これとこれだけはあなたにかかるから、と言われて、他の病気の状態を詳しく教えていただけないのは、患者さんにとっても損なのになと思う次第です。都会だからでしょうか?
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東京都練馬区石神井町(しゃくじいまち)3-30-20 コーポ田嶋1F
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富士街道沿い 石神井庁舎と石神井警察署の間にあります。
★当院には駐車場がありません。近隣にコインパーキングが複数ございますので、そちらを御利用ください。
★カモシタJSビルの向かいで理髪店こだま(ヘアカットサロンコダマ)のとなりです。ウェルシア薬局練馬石神井公園店となりです。数台ならウェルシア薬局練馬石神井公園店のコインパーキング駐車可です。
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